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【まとめ】エアコンの化粧カバー(配管カバー)は取り付けるべき?

エアコンの化粧カバーは必須?

普段あまり意識しないかもしれませんが、エアコンの「化粧カバー(配管カバー・ダクトカバー・スリムダクト)はご存じでしょうか?少し詳しい方なら「エアコン取付時に化粧カバーは必須なの?」という疑問もおありかもしれません。
結論から言うと化粧カバーは必須ではありません。
ではなぜ取付希望の方が多いのでしょうか。

エアコン取付時の標準施工は「化粧テープ巻き上げ」

なぜテープで巻きあげているかというと、エアコンの配管には熱を循環させる「冷媒銅管」2本と、水を排出する「ドレーンホース」の1本があり、バラバラだと見栄えが悪いので3本まとめて巻いておくのです。
賃貸物件や格安希望!という方は一般的な化粧テープ仕上げになることが多いです。

化粧カバーの2つの役割

(1)ダクトの劣化防止

外部環境によっては直射日光・雨風・雪・強風の影響を受けやすく、化粧テープが劣化しやすい場合があります。5-6年で化粧テープが劣化してバラバラに砕け散っているケースも見かけます。

また取付位置によっては配管を大きく曲げて設置していくので、柔らかいドレーンホースが潰れるのを防ぐ働きもあります。

(2)見ためがスッキリ、景観を損なわない

 リビングのエアコンの配管はよく目に着きますし、濃い色の外壁に白い化粧テープに巻かれたグネグネしたホースが出ていれば少し残念ですよね。
インテリアにこだわりたい方、新築のお宅や、マンションの表側のベランダ、道路沿いの家の方はエアコンのダクトが剥き出しだと景観を損なうと気になってしまう方も多いようです。

下記画像を比較してみてください。

化粧カバーなし
配線カバーあり
外壁の壁色に合わせられ直線でスッキリ!
壁や建具に合わせて良かった!と喜ばれました。

決め手は環境とエアコンを長く使うかどうか

エアコンの寿命は10-15年といわれていますので、引越し先で古いエアコンを取り付ける場合には10年と持たない可能性もあります。中古エアコンを取り付ける場合も同じですね。
新築の家に引越す場合にはその点も踏まえエアコンを新しく買い直して化粧カバーをつけ美しく仕上げるという方法もあります。

化粧カバーをつける場合の費用

エアコン設置時に化粧カバーも取り付ける場合の相場です

室内側カバー8,000~11,000円
室外側カバー6,000~9,000円
合計費用約14,000~20,000円ほど
化粧カバーの相場費用

後付けはできる?自分でも取付可能?

カバーは直線なのに対し、配管は取付位置により曲がっているため、後付けでカバーをかぶせるとなると配管を傷つけてしまう恐れがあるので推奨されていません。
業者に頼むと、配管を傷つけないために一旦エアコンを取り外して本体とカバーを取り付け直すことになるので高額になるかと思います。

化粧カバーはホームセンターでも買えるので自分でつけられるのかな?と思われる方もいらっしゃると思います。自分で取り付けるためには

  • エアコン・室外機・穴の位置・曲がっている部分を事前に確認する
  • 曲線で固定されたダクトを直線カバーに入れるにはかなりの力が必要
    「形が合わない」「長さが足りない」と言ったケースも起こりえる
  • ダクトは外壁にビスで固定するため、専用インパクトが必要
    間違うと外壁に穴跡ができてしまう覚悟も必要
  • エアコンパテ・ハンドソーなど色々器具が必要となる

本格的な器具がない場合は業者に任せるのが無難です。

 配管カバーは基本は白なのですが、取寄せれば他にも4種類ほどあるので、外壁の色に合わせることができ、景観を損ないません。
 材料を調達する電材屋さんには基本白のスリムダクトしか置いていなかったりするので、他の色をご希望の場合は取寄せになる場合があります。

木村電工では化粧カバー希望のお客さまの家の現地調査をし、適切な価格とご提案をさせていただきます。お早めにご相談ください。 

≪化粧カバーを設置した施工事例のご紹介≫

黒い外壁に合わせた化粧カバー(ブラック)

外壁ではなく室外機や基礎の色に合わせた化粧カバー(ホワイト)

ベージュの外壁・ブラウンの窓屋根に合わせた化粧カバー(ブラウン)