1. 蛍光灯からLEDへの交換
LED照明はエネルギー効率が高く、電気代の削減や寿命の長さ、環境への負荷の軽減といった多くのメリットがあります。
でも「電球だけ交換すればいいの?」
「機器の交換や電気工事も必要なの?」
という質問もよく聞かれます。
この記事では工事が不要なケースと必要なケースについて解説します。
2. 工事が不要なケース
2.1. 天井の引掛けシーリングローゼットや白熱電球
家庭でよく天井にある角型・丸形の配線器具にシーリングライトやペンダントライトがついていれば、今と同形のLEDライトに交換するだけでOKです。
2.2ダウンライト
ダウンライトなどは電球と器具の「一体型」と「分離型」があります。
一般家庭は電球の交換だけで済む場合が多いですが、「一体型」の場合は器具ごと交換が必要になります。よく分からない場合はお気軽にお尋ねください。
3. 工事が必要なケース
3.1. バラスト(安定器)を取り外す工事が必要な場合
工事が必要なケースは、蛍光灯器具にバラスト(安定器)がある場合です。よくオフィスにある直感蛍光灯です。直感型LEDに適した電気配線にするためにこのバラストを取り外す「バイパス工事」が必要になります。
適用条件:
- 器具の状態: バラストが内蔵されている従来の蛍光灯器具。
- LEDの種類: 直結型LEDランプを使用したい場合。
メリット:
- バラストによる電力消費を削減でき、ランプの寿命も延びる。
- バラストの故障や劣化のリスクを回避できる。
3.2. 照明器具自体の交換が必要な場合
古い照明器具がLEDランプに対応していない場合、またLED専用器具が必要な場合には、照明器具自体を交換する工事が必要です。天井や壁の補修が必要になることもあります。
メリット:
- 新しいLED専用器具を使用することで、省エネ効果が最大化される。
- 調光機能やデザイン性の向上など、新たな機能を利用できる。
4. まとめ
蛍光灯をLEDに交換する際に工事が必要かどうかは、使用している器具や配線の状態によって異なります。以下にまとめます。
- 工事が不要なケース:
- 天井の引掛けシーリングローゼットや白熱電球
- ダウンライト
- バラスト対応型LEDランプへの交換
- 工事が必要なケース:
- バラストを取り外して直結配線する必要がある場合
- LED非対応の器具を交換する必要がある場合
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